1: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:35:29.75 ID:yMVHv2G50
ルフィ「それ女物だろ? サイズもあってねえし、正直言ってキモいんだよ」

ゾロ「でも…これは…」

ルフィ「お前は確かに強え。麦わら海賊団には無くてはならない存在だ」

ルフィ「だからこそ…No.2が変態じゃあ、格好つかねえだろ?」

ゾロ「待てよルフィ、こいつは俺の親友の形見で…」

ルフィ「だからって四六時中着る必要はねえだろ? 洗濯だってめったにしねえじゃねえか。不衛生ってのは航海の大敵なんだよ」

ゾロ「………」

ルフィ「あと刀を咥えるのも出来ればやめてくれ、意味ねえだろあれ?」

ルフィ「変態でもいい。でもそれを外には出すな。同じNO.2のカタクリはそれが出来てたから慕われてたんだ」















2: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:35:54.68 ID:yMVHv2G50
ゾロ「………わかったよ」トボトボ

ルフィ「はい、お疲れさん」

ルフィ「じゃー次はナミ!」

ナミ「はーい」

ナミ「しかし急に面談なんてどうしたの?」

ルフィ「無駄口を叩くな」

ルフィ「単刀直入に言うが…ナミ、お前今いくら持ってる?」

ナミ「は?」

4: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:36:36.39 ID:yMVHv2G50
ルフィ「は? じゃねえよ。なんでか知らねえけどいつのまにかこの海賊団の財布の紐はお前が握ってる。まあ俺は納得してないんだけどねえ」

ナミ「……だいたい、2000万ベリーくらいかしら」

ルフィ「2000万ベリー! はあ、天下の麦わら海賊団が随分貧乏生活を強いられてるもんだ」

ナミ「しょうがないじゃないの!あんたがめちゃくちゃ食うからいけないんでしょ!」

ルフィ「《あんた》?」

ナミ「えっ…」

ルフィ「前から気になってた。お前、船長の俺に対してなんでそんなに偉そうなんだ?」

ルフィ「お前、弱っちい女だよな。普段の航海では役に立ってるが、それも別に並の航海士がいれば事足りるんだよ」

ナミ「何よ、私は戦闘でも役に立って…」

ルフィ「それはどっちかというとウソップの功績だろ?」

ナミ「え…」

ルフィ「ゼウス入りのクリマタクト取り上げて、船降りてもらってもいいんだぞ? 現状、お前がこの船に乗る必然性がねえんだよ」

ルフィ「だからさ…せめて俺を敬えよ、な?」

ナミ「…はい」

ルフィ「はい、終わりでいいよ。次ウソップ呼んでこい」

5: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:36:44.90 ID:6p1YtQTLd
これすき

6: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:36:48.52 ID:O2RuNS8ta
神定期

7: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:37:07.11 ID:yMVHv2G50
ウソップ「おうルフィ、どうしたんだ改まって」

ルフィ「まー、この船も役割整理をしていかないといけねぇと思ってな(笑)」

ウソップ「役割整理? なんだそりゃ。ナミのやろー暗い顔してたがなんかあったのか?」

ルフィ「気にすんな気にすんな!ちょっとキツイことたまに言わなきゃダメだと思ってよ」

ウソップ「そうか…」

ルフィ「で、ウソップ。俺はお前のこと結構評価してる。特に2年後からすげえじゃねえか!」

ルフィ「ま、これからも頼むよ。サンジやトナカイの面倒よくみてやってな」

ウソップ「お、おう…」

ルフィ「お前は貴重なムードメーカーでもある。戦闘でもピンポイントに役立ってくれるし言うことなしだ」

ルフィ「おっけ、終わりでいいよ。次サンジ呼んできてくれ」

21: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:43:57.29 ID:HvaYTJK80
>>7
鼻にだけ優しい

32: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:47:35.95 ID:nmFq3zLg0
>>7
2年後というメタ発言

10: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:38:01.03 ID:yMVHv2G50
ルフィ「………なんで俺が黙ってるか分かるか?」

サンジ「………いや」

ルフィ「………だろうな。……おめえさ、ゾロの弁当に剃刀入れたって本当か?」

サンジ「!?」

サンジ「いや、あれは売り言葉に買い言葉で…」

ルフィ「お前、剃刀仕込んでる途中に、コックとしてのプライドが揺るがなかったのか?」

サンジ「ぐっ……」

ルフィ「あのなあ、長い航海生活の中で、食事ってのは生きる要だ。数少ない楽しみでもある。特に海賊団となれば、いつ戦闘で死ぬかもしれねえ、心の休まらねえ毎日だ」

ルフィ「せめて飯食ってるときくらいはさ、安心していてえよな。何かおかしなこと言ってるか?俺」

サンジ「いや…すまん」

ルフィ「謝る相手が違うんじゃねえのか」

サンジ「……そうだな」

ルフィ「お前はさ、コックとしての自覚が無さすぎるよ。急に実家に帰った時もそう。お前は栄養管理の担当でもある。せめて代わりを見つけてから抜けるのが筋ってもんだろ?」

サンジ「………」

ルフィ「はぁ……もういいよ。今後気をつけてくれ。次、チョッパー呼んでこい」

サンジ「………ああ」

12: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:39:25.40 ID:yMVHv2G50
チョッパー「話ってなんだ?」

ルフィ「おめえ、クルーの役に立つつもりあるか?」

チョッパー「!?」

ルフィ「俺さあ、思い出せねンだわ。2年後に入ってお前が役に立った記憶…」

ルフィ「なーんかさぁ、居てもいなくてもいいよなあ…って」

ルフィ「俺が毒にやられた時も、ただ騒ぐだけだったよな」

ルフィ「ただのしゃべるトナカイ以上に、お前がいる理由あんのかなって、最近疑問なんだよ」

チョッパー「で、でも…お前が無理やり行こうって言ったんだろ…」

ルフィ「そうだな。ま、だからこそ船には乗せてやってるんだけどな…わっかんねーかなぁこの感じ」

ルフィ「役立たずなんだわ。端的に」

チョッパー「で、でもオデ…オデ…」

ルフィ「あー泣くな鬱陶しい。ちっ、ビッグマム海賊団にやっちまえば良かったか…」ボソ

ルフィ「せめてさ、もっと医者としての力量をつけてくれ。ウソップと魚釣ってる場合じゃねえだろお前は。必死になれよ。ただでさえ脳みそ小せえんだからさ」

チョッパー「ぅぅう…ルブィ…酷えよぉぉお゛お゛…」

ルフィ「泣くのは外で。次ロビン呼んでくれ」

13: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:40:19.80 ID:yMVHv2G50
ロビン「船長さん、話って?」

ルフィ「あーいいよいいよ(笑) そんな硬くならなくて」

ルフィ「正直さ、ロビンには言うことねぇんだ。お前は今やこの船の最重要メンバーって言っても過言じゃねえからな(笑)」

ロビン「そう…私としてはそんな役に立ってる自覚はないのだけれど」

ルフィ「まっ、いいからいいから。なんか欲しいもんとか足りねえ設備はねえか? フランキーに頼んどくぞ」

ロビン「そうね、そういえば最近…男子部屋からイビキが聞こえてきて夜眠れないことがあるの。あれは…ロロノア君かしら」

ルフィ「あーそうだったか、男どもはそういうとこ敏感じゃねえから気づかなかったなー。おっしゃ!ゾロは今日から甲板で寝てもらうよ!」

ロビン「ええ…悪いわ」

ルフィ「いーっていーって! ま、本当にロビンには期待してるよ。まあ、強いていえば戦闘面でもうちょい上手いこと能力を使ってくれればとも思うけど、お前戦闘員じゃねーしな」

ルフィ「ありがと! じゃ、次フランキーよんでくれ!」

14: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:41:27.13 ID:yMVHv2G50
フランキー「なんだルフィ話って!!! んん~、スーパー!」

ルフィ「は?………は?」

フランキー「………」

ルフィ「なんだ? 今の。解説してくれ」

ルフィ「ずっと気になってた。何がスーパーなんだ?」

フランキー「………いや」

ルフィ「いやじゃ分からねえ」

フランキー「………ノリだよ、ノリ! なーに怖い顔してんだ!?」

ルフィ「俺はちっともノれねぇから全然面白くねえんだけどな」

フランキー「……すまん」

ルフィ「まあいいや。お前さ、仕事には文句ねえからそういうとこだけ直してくれや」

ルフィ「あともうちっとだけ体小さくできねえのか? 無駄にデカイしさ、フォルムもカッコよくねぇし…」

ルフィ「いや、本当、お前の仕事っぷりには文句ねぇんだよ。ただなあ、センスがちょっと、違うんだよ。ズレてんだ。1人で突っ走るな。お前が面白くても周りがそうとは限らねえ。
ずっと組織のトップやってきただろうから勝手が違うのはしょうがねえけどよ、この船にはお前の太鼓持ちはいねえんだよ」

フランキー「……わかった」

ルフィ「まっ、ショボくれた顔すんなよ。他のクルーに気を使わせるな。出来るよな?年長者。んじゃブルック呼んでくれ」

フランキー「…おう」

16: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:42:11.52 ID:yMVHv2G50
ブルック「ヨホホホ! 話ってなんでしょう!」

ルフィ「おーブルック、来たか」

ブルック「フランキーさん、随分落ち込んでいましたね! ルフィさんも時には厳しくしないといけないから大変でしょう?」

ルフィ「……ま、普段アホばっかやってるからたまにはな」

ルフィ「感謝してんだけどな、心の底では。ただメリハリってのは大事だ」

ブルック「ヨホホホ! きっと皆さんにも伝わってますよ」

ルフィ「ま、伝わってねーならそれもいいよ。俺が力不足ってだけだ」

ブルック「で! 私には何かございますか!?」

ルフィ「うーんまあ…ちょい寒いギャグが多くてナミとかは顔をしかめてるときもあるけどな、これと言って不満はねえよ」

ブルック「ヨホホホすみません! 私ずっと1人でいたもので人との距離が測れなくて!」

ルフィ「そんなことねぇよ。まあ仕事ぶりに関しては文句無しだ。特に最近、老獪っていうのか? 地味にでけぇ働きしてくれてよ。助かってるぜ」

ルフィ「昔はサンジがそういうことやってくれてたんだけどなー…」

ブルック「いけませんよルフィさん。船長がクルーの前で他のクルーの愚痴を言っては」

ルフィ「……だな、忘れてくれ」

ブルック「ヨホホホ大丈夫です。私、記憶する脳みそありませんから!」

ルフィ「ありがとよ。こんな話できるのはブルックだけだ。次、最後にジンベエ連れて来てくれ」

19: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:43:54.33 ID:yMVHv2G50
ジンベエ「話ってなんじゃ?」

ルフィ「んー、話ってほどのことじゃねえなあ」

ルフィ「というかジンベエは、入って間もないからなあ。特に評価するもクソもねえっていうか…」

ルフィ「どうだ、クルーとは上手くやってるか?」

ジンベエ「まあ、気のいいやつらじゃからのお、気を遣わん感じがかえって心地いいわ」

ルフィ「そういってくれると助かるよ」

ルフィ「操舵手ってのは、正直考えてなかったんだ。思わぬ副産物っていうかさ、これから期待してるよ」

ジンベエ「なーに、任してくれ! お前さんはもうワシの船長なんじゃ!」

ルフィ「ま、一言いうとするならちょっとお前は…固えかな」

ルフィ「この船さ、かなーりルーズなんだよ。あんまし決まったルールとかもねえし、その場の雰囲気で進路が決まることも多い」

ルフィ「ま、すぐに慣れろとは言わねえが、徐々にな。よし、これで話は終わり!」

ジンベエ「じゃあの…」

44: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:54:29.35 ID:RRMUhOyjM
>>19
ジンベエの馴染めなくて離職しそうな感じすこ

22: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:44:23.04 ID:yMVHv2G50
ルフィ「ふう~。やっと終わったか。船長ってのも楽じゃねぇな」

ワイ「………あの」

ルフィ「あ?」ギロッ

ワイ「………あ、なんでもないです…」

ルフィ「………はぁ~」

ルフィ「っなんだよ!!!」どん!!!

ワイ「ひぇっ!?」

ルフィ「言いたいことあんならよぉ!!さっさと言えよ!!!」

ワイ「あ…あのワイ…面談まだ……」

26: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:45:42.49 ID:yMVHv2G50
ルフィ「逆に聞くけど、俺がお前に話すことがあると思うのか?」

ルフィ「なぁおい!!!」どん!!!

ワイ「ひ、ひぇゃああぁ…」ジョロジョロ

ルフィ「! っきったねぇな!」

ルフィ「はー本当、お前イラつかせてくれるよな」

ルフィ「お前さ、お前だけは、話す価値も無いんだわ。わかる?」

ルフィ「お前最初船に乗るときなんつった?」

ワイ「あ…えと…」

ルフィ「タワマン81階暮らし彼女持ち非童貞高学歴だからもう二度と金や雑務における心配はいらねぇって言ってたよなぁ!!」

ルフィ「あれは嘘だったのか?」

ワイ「いや…ホント…」

ルフィ「じゃあなんでクソの役にもたたねぇんだよ!!!」

29: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:46:31.96 ID:yMVHv2G50
ルフィ「おいお前、今すぐこの船を降りろ」

ワイ「で、でもここ…海のど真ん中だゾ…」

ルフィ「だからなんだ?」

ルフィ「おーいゾロー!!」

ゾロ「ああ?なんだよ」

ルフィ「こいつ、試し切りに使っていいぞ」

ゾロ「マジか!? そりゃありがてぇ…」チャキ

ルフィ「おいテメェ、今すぐ選べ。切られるか、海に飛び込むか」

ルフィ「なーに、1ヶ月も泳げば島につくだろ」

ワイ「あ…あ…」

ワイ「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)」

47: 風吹けば名無し 2019/03/31(日) 03:56:32.27 ID:gbgmSyh+0
ルフィ「お前もう船降りろ」
ワイ「!?」














 

引用元: "http://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1553970929/"